皆さんはお金について考えたことありますか?
自分の年収について本気で考えたことはありますか?
単純に年収増えた!!嬉しい!!ではなく
自分の位置や生涯年収、手取りとの関係などなど
考えてみるとたくさん知ることあります!!
今回は年収について本気で考えて見えてきたことをまとめたので
最後までお付き合い頂けたら嬉しいです。
皆さんはお金について真剣に考えたことはありますか?
貯金について学ぶことも大切ですが、稼ぐ力がどのくらいあるのか把握していますか?
稼ぐということはシンプルに自分のお金を生み出す力です。
そこで、今回は『年収について本気で考えて見えてきたこと』というテーマで
解説していきたいと思います。
年収と手取りの関係について
皆さんは年収いくらですか?
パっと言える方がほとんどだと思うけど言えない人は
改め把握しておきましょう!!
お金を稼ぐ力を知りたい時に一発で分かるもの
それは年収ですよね。
では、年収という言葉について説明できますか?
そう言われるとうまく説明できないという方も多いのではないでしょうか。
一般的に年収とは下記のものを言います!!
一般的に年収とは、税金(所得税や住民税など)や保険料(健康保険料、厚生年金保険料など)が差し引かれる前の年間の総支給額を指します。
引用:【年収・手取り計算表あり】年収とは? 手取りとは? 違いと額面の確認方法を解説|転職実用事典「キャリペディア」 (mynavi.jp)
つまり、
年収とはまるまる手元に入るお金の額ではないということです。
手元に入るお金、これが手取りという言い方になります。
では、税金についてもう少し考えてみましょう。
皆さんは稼ぐ力が上がれば上がるほど嬉しいと思いますか?
普通に考えたら稼ぐ力がでかい方がいいじゃないか!!と思います。
では、年収が高ければいいじゃないか!!
となりますが、世の中は単純ではないようです。
日本は累進課税制度を適用しています。
累進課税について以下のような内容となります。
累進課税(るいしんかぜい)とは、課税標準(租税を賦課する課税対象)が増えるほど、より高い税率を課する課税方式のことをいう。また、この制度下における税率は「累進税率」と称される。
引用:累進課税 - Wikipedia
つまり、累進課税制度とは、稼げば稼ぐほど国にお金納めてね!!
という制度となります。
上手くできていますよね。じゃあ自分の年収はいくら分の税率なんですか
という疑問が出てきますよね。
まとめた表がコチラです。
国税庁のHPにしっかり課税される所得金額、税率が記載されています。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
これを見てみて皆さんの年収はどうですか?
どのくらいの税率がかかっているか把握できたでしょうか?
大抵の人が10~20%の税率ではないかと思います。
しかし、高収入の人においては3割から4割
更に上に行くと半分近くが税金となっていることが分かります。
税金は年収とは、で解説したように
所得税の他、住民税(一律10%)も存在しますし
健康保険料、厚生年金保険料などもあります。
ただでさえ差し引かれるものが多いのに
年収によって額がでかくなっていくのは辛いですよね。
しかし、年収が上がることで手取りが上がるのは間違いありません。
自分の年収と手取りの関係性について改め、把握できたのではないでしょうか。
業種別年収の実態
仕事の種類がたくさんあるということは
業種によって年収にも違いは生まれますよね。
ざっくりとした資料ですが、業種別年収についてです。
年収について把握したところで、次は業種別年収についてです。
では、実際に業種によってどのくらい年収に違いが生まれいるのでしょうか。
自分の職種はどのくらいの位置にいるのでしょうか。
皆さんは分かったりしますか?
職種 | 平均給与/中央値 | 平均賞与 |
---|---|---|
医師 | 1121/997 | 76万円 |
大学教授 | 804/715 | 297万円 |
掘削・発破工 | 601/534 | 52万円 |
不動産鑑定士 | 584/519 | 156万円 |
弁護士 | 576/512 | 139万円 |
公認会計士、税理士 | 571/508 | 122万円 |
大学講師 | 568/505 | 150万円 |
歯科医師 | 559/497 | 24万円 |
一級建築士 | 554/493 | 145万円 |
自然科学系研究者 | 545/485 | 143万円 |
技術士 | 531/472 | 143万円 |
高等学校教員 | 528/469 | 179万円 |
獣医師 | 514/457 | 60万円 |
薬剤師 | 485/431 | 82万円 |
各種学校・専修学校教員 | 422/375 | 77万円 |
社会保険労務士 | 412/366 | 83万円 |
配管工 | 410/364 | 55万円 |
鉄筋工 | 409/364 | 45万円 |
看護師 | 401/356 | 80万円 |
大工 | 398/354 | 31万円 |
機械製図工 | 396/352 | 81万円 |
電気工 | 394/350 | 81万円 |
デザイナー | 377/335 | 70万円 |
とび工 | 376/334 | 22万円 |
溶接工 | 374/332 | 63万円 |
鉄工 | 370/329 | 72万円 |
自動車整備工 | 365/324 | 77万円 |
土工 | 364/323 | 36万円 |
プログラマー | 364/323 | 57万円 |
個人教師、塾・予備校講師 | 355/315 | 44万円 |
歯科技工士 | 354/315 | 32万円 |
保険外交員 | 351/312 | 53万円 |
タクシー運転者 | 345/307 | 17万円 |
准看護師 | 340/302 | 64万円 |
介護支援専門員(ケアマネ) | 330/293 | 61万円 |
歯科衛生士 | 323/287 | 47万円 |
ボイラー工 | 322/286 | 52万円 |
調理士 | 313/278 | 34万円 |
ワープロ・オペレーター | 304/270 | 48万円 |
警備員 | 300/267 | 28万円 |
娯楽接客員 | 299/266 | 27万円 |
栄養士 | 297/264 | 59万円 |
パン・洋生菓子製造工 | 296/263 | 38万円 |
保育士(保母・保父) | 295/262 | 69万円 |
幼稚園教諭 | 293/260 | 73万円 |
守衛 | 293/260 | 42万円 |
福祉施設介護員 | 292/259 | 52万円 |
販売店員(百貨店店員を除く) | 290/258 | 36万円 |
ホームヘルパー | 288/256 | 38万円 |
通信機器組立工 | 285/253 | 48万円 |
給仕従事者 | 284/252 | 19万円 |
百貨店店員 | 280/249 | 40万円 |
看護補助者 | 259/230 | 42万円 |
キーパンチャー | 257/228 | 31万円 |
洗たく工 | 250/222 | 18万円 |
ビル清掃員 | 244/217 | 18万円 |
スーパー店チェッカー | 231/205 | 15万円 |
ミシン縫製工 | 204/181 | 11万円 |
出典:賃金構造基本統計調査
こちらは業種別に分けてある平均給与/中央値と平均賞与の図です。
やはり、医師は年収が高いようです。加えて、不動産関係、税理士など
お金が大きく動く仕事に携わる職業は年収が高いように感じます。
この図で何が言いたいかというと、これだけ『仕事によってもらえるお金に違いが出ることです』
勤める企業によっても違いが生まれるし、休日の数や仕事の負荷量も仕事により変わります。
そこは、それぞれ詳しく調べなければ見えてこない部分です。
しかし、年収に関してあまりにも違いがある為、業種によっては
生活の水準にかなりの格差が生まれる可能性もあります。
自分がやりたいという気持ちも大事ですが、年収がどの程度の仕事なのか
知っておくことも大事です。
そして、その年収の立ち位置を見たとき、『自分はもっと稼ぎたい』と思うのであれば
業種を変更することも全然いいと思います。
今の時代、1つの会社に定年まで勤めるという考え方は少なくなってきました。
むしろ、自分の市場価値を上げて、より高いレベルの会社やより高収入の会社へ
転職していく、というスタイルの方が主流なのではないでしょうか。
年収が上がれば、その分お金に余裕が生まれます。
お金に余裕が生まれれば、当然生活の水準も上がっていきます。
皆さんもしっかり自分の業種について把握しておきましょう。
年収の平均と中央値
年収について把握できたけど、平均値と中央値ってなんのことか分かる?
みんなの年収がどのくらいか、もう1歩踏み込んでいくよ!!
自分の業種がどのくらいの年収か把握できたでしょうか。
しかし、実際は企業によって違いはあるし
資料を見た時におかしいと感じた人もいるかもしれません。
そして、年収は当然高い方はいいけど、どのくらいが目安にすればいいんだろ?
そう感じる人もいるかもしれません。
ここでは、年収の平均と中央値について
加えて、どのくらいの年収を目安にするか説明したいと思います。
年収の平均とは
年収の平均値はみんなの年収を全部足して、その人数で割った時の数字です。
つまり、ある会社の平均年収を考えた時
年収の平均を出すためには全職員の年収を足す為、新入職員から幹部や社長の年収も
加わることになります。
そうすると何が起きるかというと
新入職員の年収よりも遥かに高い金額が年収の平均値となってしまいます。
会社や業種の年収をより正確に把握する為には
中央値を見る方が正確な数字を知ることができます。
年収の中央値とは
年収の中央値とはみんなを数字の小さい順から順番に並べた時に
ちょうど、真ん中にある数字をいいます。
ある会社で年収の中央値をみたときには、
恐らく、新入職員から順番に並べて、一番後ろは社長さん
その時に真ん中にいる職員が中央値となる存在となるわけです。
平均値よりも中央値を見る方がより正確な数字となる理由は、
新入職員のような年収が低い者から社長のような高収入も含めた上で
真ん中の存在を知ることができるからです。
年収の目安とは
年収の目安はどこを見たらいいのでしょうか?
目安にするべきポイントは2つあります。
- 日本人の年収の平均と中央値
- 自分の生活費
日本人の年収の平均と中央値
最初に自分の年収は日本人の年収を見た時にどの位置にいるかを知ることが重要となります。
自分の年収位置を知れば、貰えている方だ!!
とか、もっと貰うべきだ!!と考えが変わるかもしれません。
結果はコチラ!!
日本の平均年収 | 日本の年収中央値 |
---|---|
445万円 | 396万円 |
男女を合わせた全体の平均年収は約445万
男女を合わせた全体の年収中央値は約396万円
という結果でした。
皆さんの年収と比較した時にいかがでしょうか?
もし、プラスの差があれば、自分は貰っている方だと思っていいだろうし
逆にマイナスの差があれば自分の仕事について深く考えることも大切だと思います。
自分の生活費
次に自分の生活費について考えてみましょう。
当然、人によって生活費は異なりますが、抗えない費用の差があります。
それは、物価の違いです。
食材はもちろんのこと、都心部と郊外では家賃に大きな差が生まれます。
自分の生活について考えて、年間の手取りとどれくらい見合っているのか
考えることが大切な目安となります。
しかし、生活費は自分で抑えることが可能です。
現時点で無理な節約をして、カツカツであれば、年収について考えるべきだと思いますし
浪費が激しいという自覚があれば生活費を見直すことも必要でしょう。
収入と支出の2つを見比べながら、年収の目安が測れると思います。
近年では、老後に向けた貯蓄も話題に上がることが多いです。
貯金も考えるのであれば、目標とする年収が見えてきます。
まとめ
今回は『年収について本気で考えて見えてきたこと』というテーマで解説を進めていきました。
この記事で分かることは以下の内容になります。
年収と手取りには違いが生じることが分かりました。
日本は累進課税制度を導入しています。
稼げば、稼ぐほど、税金は上がっていくという仕組みです。
しかし、税金が増えるからといって手取りが減るわけではありません。
稼ぐチカラを着けていくことは悪いことではない為、
積極的に稼ぐチカラを伸ばしていって欲しいと思います。
業種別の年収についても解説してきました。
お金が大きく動く職業は基本、年収が高いようです。
では、今後、自分の年収を考えた時にどこを目安にしたらいいのでしょうか。
目安にするポイントは以下の通りでした。
- 日本人の年収の平均と中央値
- 自分の生活費
自分の年収が低いのか、高いのか分からない
こんな時には日本の年収の平均値、年収の中央値を把握しておくといいでしょう。
結果として、
男女を合わせた全体の平均年収は約445万
男女を合わせた全体の年収中央値は約396万円
という内容でした。自分の年収と比べてどうでしょうか?
低かったでしょうか?高かったでしょうか?
あまりにも自分の年収の方がマイナスだよ・・・。
という人は転職や副業など
稼ぐチカラを上げていくことも大切かもしれません。
しかし、稼げばいいというわけではありません。
考えるポイントはもう1つあります。
自分の生活費です。
年収が低くても、生活に不自由なく、且つ、満足感が得られているのであれば
年収は平均値、中央値からマイナスに外れていても問題はありません。
この考え方に関してはコチラの本もオススメです。
ぜひ、読んで欲しいと思います!!
収入と支出の2つを見比べながら、年収の目安が測れると思います。
自分の暮らしにあった年収を考えることが大切です。
そして、近年では老後に向けた貯蓄が話題に上がります。
貯金をする為に、目標とする年収を設定してみるのもいいでしょう。